アンコールワットで日の出を見てきました

アンコール遺跡⑤アンコールワット

早朝、四時半に起床。そして五時にホテルの一階でMengさんと待ち合わせて、トゥクトゥクに乗りました。

P1020533

そう、すべてはアンコールワットの日の出を見るためです。私たちと同じように日の出を見るべく多くの人たちが集まってきています。

P1020534

すでに昨日、三日間チケットを買っているので、そのチェックをしてもらいました。

P1020541

日の出前のアンコールワット。すでにただならぬオーラを醸し出しています。

P1020547

逆さ富士ならぬ、逆さアンコールワット。全体のシルエットが美しいです。

この遺跡の祠堂(突起のようなもの)はヒンドゥー教の三大神、シヴァとヴィシュヌ、ブラフマンを表しているそうです。実際は五つありますが、東南西北からは三つに見えるように設計されています。

意外にもこのアンコールワットは、12世紀頃にヒンドゥー教をもとに作られた建造物です。インドでヒンドゥー教に思いっきり漬かってきた後だけに、まさかカンボジアでもヒンドゥー教の影響を目にするとは思わなくて、不思議と懐かしい気分になりました。インドがまだ恋しいのかもしれません(笑)

P1020545

後ろには、私たちと同じように見に来ている人たちでいっぱいです。

P1020560

凛々しい馬がいました。馬はどこにいても絵になるなぁ

P1020566

遺跡をゆっくり見回る前に、トゥクトゥクを停めたところまで歩いて戻って、朝食。サンドイッチを食べました。

P1020561

P1020570

モンクたち。毎日修行しに来ているようです。

P1020574

掃除のおばさんと、その横を駆け走るサル。早起きは三文の得といいますが、本当に清々しい朝でした(いつも朝に弱いので余計にそう感じるのかも…)。

さて、腹がふくれたところで遺跡探訪のはじまりです。

アンコールワットは、外見からは構造が複雑そうに見えますが、意外とそうでもないです。

これがアンコールワットの平面図です。Wikipediaから拾ってきました。見ての通り、めちゃくちゃシンプルです。

P1020580

西側の入り口で出迎えるこの像は、ヒンドゥー教三大神のひとりのヴィシュヌ。アンコールワットの守護神だそうです。

P1020578

クメール・ルージュの最後の悪あがき?でここアンコールワットに籠城していたようで、銃撃の跡が入り口付近のところに残っていました。ここだけでなく至る所に傷痕が残っているそうです。人類の財産なのに、とんでもない話ですね。。

一番外側にある第一回廊には、レリーフがたくさんあります。

P1020607

乳海攪拌のレリーフ。他にも天国と地獄のレリーフがあって、閻魔様が振り分けている様子も面白かったです。今は柵があって触れませんが、Mengさんいわく、前は直接触れていたようです。そのせいか、表面がツルツルな壁が多かったです。そういう意味ではレリーフはバイヨンのほうがキレイかも。スケールの大きさは断然こっちが上ですが。

P1020609

その近くで、なんと東大のプロジェクトが行われていました。アンコールワットのレリーフなどをアーカイブするために、APSARA Authorityと組んだプロジェクトだそうで、3Dレーザーセンサーを用いてレリーフを三次元として保存するというものです。これは面白そうな取り組みですね!

P1020612

第一回廊から第二回廊の内側に入るとこんな感じです。

P1020614

何かのコスプレだろうか、子どもたちが衣装を着ていました。民族衣装なのかな?Mengさんに聞きそびれました…

P1020615

警告がめちゃくちゃ細かくて、思わず笑ってしまいました。というか、右から二番目、上から二番目の警告の意味がよく分からない。。

P1020616

第三回廊への階段が一つだけが開放されていて、ここから更に上がると入れます。かなり急で怖いです。登るのがはばかれるのか、下の方で上を眺めているだけの人も結構いました。

P1020623

登り切った先には、高さ65mの祠堂がどーんと見えます。第三回廊の敷地だけでも一辺60mの正方形だというから、かなり広いです。

P1020638

第三回廊の窓からだと、アンコールワットの敷地だけでなく、奥の方の森も一望できます。

P1020624

祠堂には、サルの彫刻が目立っていました。もともとヒンドゥー教として作られたというから、これはハヌマーンなのかな?インドのと変わらずお茶目ですね。。

P1020640

中央の祠堂があるところまで来ると、上方に何やらハシゴが…ここ登れるのか…?

P1020642

P1020641

と思っていたら、遺跡の保護のためなのか中央の祠堂に生えている植物を切り落としていました。登れるのかと思っていただけにガッカリしたのかホッとしたのか複雑でした(笑)

P1020637

中央の祠堂の周りにある小さな回廊?に、仏様がいました。元々はヴィシュヌの像があったとか。

P1020660

遺跡探訪を終えたあとは、橋のところでよく冷えたヤシの実のジュースを飲みました。若干匂いにクセがあるものの、爽快感が半端無くて美味しかったです!



コメントComments

  • メグミ says:

    若いヤシの実ジュース、バリでは身体を浄化する飲み物、って言われてますよ♫
    私は日本から着いたあとすぐ、そして飲み過ぎが続いた時に飲みに行きます(笑)!

メグミ へ返信する コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


前後の記事Navi

  • 樹木に侵された遺跡、タ・プローム

  • ナイトマーケットでフランス語レッスン?