白いトンガリ屋根の家のオンパレード

ランチでいただいたロゼワインでふらふらになりながら、暑い日差しのなか、アルベロベッロのトゥルッロ巡りが始まります。

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まずは、ここ。「トゥルッロ・ソヴラーノ」。街の中でもっとも大きなトゥルッロだそうです。が、CLOSEの看板が掲げられている。。。よく見ると、シェスタタイムなのか、午後は15時からでした(笑)今は13時すぎなので、後回し。これがイタリアンか…

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トゥルッロ・ソヴラーノの向かいには雑貨店があります。

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そこには、さきほどランチでいただいたばかりのロゼが。。10ユーロでした。安!

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ヨーロッパの薬局はこのタイプの看板が多いです。気温23度。その割には暑いような…

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ポスト箱。磁力で浮いてるように見えなくもないです。

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しばらく置くまで歩いて行くと、見えてきました。トゥルッロがいっぱい潜んでいます。

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なかなか壮観でした。これが積み上げただけの家とはにわかに信じがたいです。地震のある日本じゃ考えられないことですね。。

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中にはこのように屋根にシンボルがついたものも。家紋のようなものでしょうか。後日調べてみたのですが、結構奥が深くて面白かったです。古代ギリシャ・ローマ時代のシンボル、キリスト教のモノグラム、中世の魔除けなどを意味するようですが、真相は不明だそうです。

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ハートに矢のも。

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白い建物のせいか、お花がとても良く映えます。

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このトゥルッリですが、すっかり観光地化していて、ほとんどがお土産屋と化しています。これはその中のひとつのお店。なぜ白川郷の提灯が…と思ったら姉妹都市なんだそうです。建物の雰囲気は全く異なりますが、コンセプトというか意匠はどこか似てるような気もします。屋根のメンテナンスも大変そうだし。もしかして、ここも雪が降ったりするんだろうかと思いましたが、降るときもあるそうです。

あと、日本人の観光客が多いのか、日本語をよく見かけました。日本人は、こういう脆そうで儚い印象を与える建物が好きなのかもしれません。

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屋根にも上がれるようなので、上がってみましたが、生活臭丸出しでした(笑)可愛らしい服です。

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トゥルッリがよく見えます!

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拡大するとこんな感じ。意外と芸が細かい感じです。

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たまたま見つけたのですが、こっそりとネジがついているものも。。見なかったことにしよう、うん。

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それにしても本当に何を撮っても絵になるので、カメラ好きとしては楽しいスポットです。

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これ、イタリア語ではピナッコロというんだそうです。誰が屋根を積んだのか分かるためのシンボルだという説もあるようです。周ってみた印象としては、丸いだけのタイプが多かったのですが、この丸は太陽を示してるそうです。写真のは謎です。六芒星に見えなくもないですね。

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本日のねこ。運が悪かったのか、猫はこの一匹しか見かけませんでした。

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戻ってきた頃には、冒頭で紹介したトゥルッロ・ソヴラーノがオープンしていました。小さい建物を見てきた分、ここの大きさがいかに異質がよくわかります。入場料ひとり1.5ユーロでした。

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構成図らしきものが。ここまで大きいと何だか普通の家にしか見えないのは気のせいだろうか。。

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中には、当時実際に使われていたものが残っています。これだけ広いと暮らしやすそう。日本語のガイドもあったのですが、この家は、16世紀にカタルドさんという裕福な聖職者によって建てられて以降、領主の居城や礼拝堂、薬局、集会場など様々な役割を果たしてきたそうです。

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空色が本当によくマッチしています。本当にいい天気でラッキーでした。歩き疲れたところで、また電車に乗ってバーリに戻りました。つづく。



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