一瞬で滅びた街、ポンペイ

P1060228

世界一有名なピザ店でピザを満喫した後、ナポリ駅(NAPORI GARIBALDI)から電車に乗ってポンペイに向かいました。車内はとっても混んでいて座れませんでした。

P1060226

というか、ナポリ駅内の標識の矢印が全くデタラメ(向きがアベコベ?)で、電車のプラットフォームの場所が非常にわかりづらく、右往左往してしまいました。。

P1060229

35分くらいでポンペイに到着。結構近いですね。このポンペイ、名前はかわいいのですが、境遇は笑えません。2000年近く前の西暦79年に、ヴェスヴィオ山の噴火で一瞬にして灰となった街です。

ググって気づいたのですが、このポンペイって今年映画化されていたんですね!しかもバイオハザードを撮った監督の作品だそうです。これは是が非でも観てみたい。

あと、思わず笑ってしまったのが、Wikipediaにあったこの説明文。

古典ラテン語ではeと最後のiが長母音なので、「ポンペーイイー」である。

だそうです。ポンペーイイー。言い難くないか。

P1060230

入り口。地図をもらいましたが、めちゃくちゃ広いです!

P1060235

奥の方に、ポンペイを滅ぼしたヴェスヴィオ山が見えます。

P1060273

しっかりと都市計画を立てていた名残があります。これが2000年前のものとは思えない。皮肉にも、火山灰のおかげで保存状態が非常に良かったそうです。

P1060268

ひとつひとつの家の残骸に、キッチンのようなものも残っていました。嫁によると、高さもちょうどよく、この構成なら調理しやすそうだと(笑)

P1060239

発掘された大理石?の遺物。

P1060240

奥のほうに、台の上に寝ている人型らしきものがありますが、これは火山灰に埋められた人が腐って空洞となったものに、石膏を流し込んで作ったものだそうです。他にも何体かあり、表情があるものもあったりと、なかなかリアルでした。

P1060256

P1060253

公園らしき場所。

P1060245

P1060247

サウナだそうです。天窓からの光の差し具合がキレイでした。

P1060252

悲劇詩人の家(Casa del Poeta Tragico)にあった、犬のモザイク。ガイドブック曰く、犬の下の方にラテン文字で「猛犬に注意!」と書かれてあるらしい。

P1060305

P1060306

スタビアーネ浴場。床が二重構造になっていて、蒸気による床暖房が完備だったらしいです。すごい。

それにしても、ローマ時代はこういう公衆浴場が沢山あったのに、今はほとんど見かけないのはなぜだろう。あれば一大観光地になりそうだと思うんだが。と思って調べてみましたが、どうもキリスト教の影響で廃れたようです。昔の浴場は性的にオープンだったのもあり、それがキリスト教のタブーに触れたと。あと、キリスト教には『清潔は悪徳の表れ』という考えがあるらしく、目から鱗でした。ヨーロッパの衛生的生活、このサイトの記事がめっちゃ詳しくて面白いです。

P1060292

遺跡からちょっと離れた所に、別荘のような建物があり、ここは非常に保存状態が良かったです。赤色で塗られているのが特徴的で、ポンペイの赤とも言われるようです。

P1060293

おっさん、驚きすぎ。一体何を目撃したんだろう。それともこれ生首かしら…

P1060295

帰り際の道にて。奥の木がまるでドラクエの世界樹みたい。この日もいっぱい歩きました。2000年前の遺跡の割には、生活臭が結構あって面白かったです。



コメントComments

  • まる says:

    私もそこに行こうかと悩んだんですが、死体がそのままのもあると聞いて行くのが怖くなりやめました。。しかし、古い街がそのまま残っているというのも歴史を感じられますね!

kohe へ返信する コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


前後の記事Navi

  • ナポリを見てから死ねというけど

  • ナポリで、エスプレッソとイタリア菓子を