カトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂

バチカン美術館の余韻を引きずったまま、サン・ピエトロ大聖堂に向かいます。このとき、既に18時過ぎでした。大聖堂は、19時(サマータイムのみ?)まで開いているそうなので、急ぎ足で向かいます。

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カラフルな服を着た兵士。バチカンが雇っているスイス傭兵だそうです。

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サン・ピエトロ広場。日が暮れてきて見にくいのですが、大量の椅子が並べられています。この空間に10万人は入るとか。

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サン・ピエトロ大聖堂。ふもとにいる人間と比較すればわかると思いますが、かなりデカいです。

高さ約120m、最大幅約156m、長さ211.5m、総面積は49,737m²。教会堂の前部には長径200m、短径165mの広場(サン・ピエトロ広場)が存在する。(by Wikipedia)

美術館を訪れる前に見た行列がほとんどなくなっていて、3分ほど並ぶだけで入れました。意外と閉館1時間前が穴場だったりするのかも。大聖堂の中にある宝物館は18時までと、既に閉まっていますが。。

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入った途端、広がる空間。高いです。これまでに見た教会とか聖堂をはるかに凌ぐスケールの大きさに圧倒されました。

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入り口に入ってすぐ右側に、それはありました。

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ミケランジェロが25歳の時に作ったピエタです。美術館でレプリカを見ましたが、これが本物です。元が大理石とは思えないほど繊細で、まるで生きているように美しかったです。現在はガラス越しにしか見られませんが、以前は触れるところにあったようで、ピエタのあまりの美しさに壊してしまった人がいるとか。。今は修復後の姿だそうです。

しかも、ミケランジェロは、この大聖堂の建築にも、71歳の時から主任建築家として17年間関わっていたようです。彫刻や絵画だけでなく、建築にも長けていたようです。凄いなぁ。

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マンホールにまで凝っています。

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光が像を差していました。とっても神々しかったです。宝物館入り口近くにあった像ですが、過去のローマ教皇のかな?

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帰り際。

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床にあったこの紋章。バチカン市国の国章?と思いましたが違うようです。

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ここにもスイス傭兵がいました。なぜスイスなのかと調べてみましたが、16世紀くらいの時、ヨーロッパの中でもスイス傭兵は無類の強さで、規律正しく、教皇に気に入られたからのようです。それから500年近くも、ローマ教皇の身辺警護として任務にあたっていると。ただ、報酬面でスイス傭兵から反乱もあったりと、結構複雑な過去があるようです。

また、衛兵になるためには、スイス軍役を経験した19~30歳、身長174センチ以上で、運動神経が良くて、独身であることが条件だそうです。細かいな。あと、この特徴的な服装は、なんとミケランジェロのデザインがルーツになっているそうです。ミケランジェロさん、パネェ。

スイス傭兵に関しては、このナショナルジオグラフィックの記事が詳しくて大変面白いです。

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印象に残ったこの像。手に持っている手鏡をよく見ると、本当に鏡になっています(笑)

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広場の真ん中にそびえるオベリスク。バチカン市国は、何もかもがカッコ良かったです。

そして、バチカン含めイタリアは早いもので、今日でおしまいです。本当は、フィレンツェとかヴェネチアとかにも行きたかったのですが、いつかの楽しみにとっておきます。明日は、スペインのバルセロナまでひとっ飛びです。つづく。



コメントComments

  • まる says:

    素敵ー!!入りたかった〜!!!(;;)近くのお土産やさんで素敵な切手買いました。

 

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