クルムロフ城とクマ
昼間からチェコビールでほろ酔い気分のまま、お城へ向かいました。この日の天候は、雨が降ったり晴れたりと不安定でした。
インフォーメーションセンターの奥のほうへ行くと、城門前の広場に出ます。
ガイドブックの情報によれば、このあたりにクマさんがいるはずなのですが…いません。
遊び道具らしき樽?どこかに隠れているのだろうか。
城郭に入り込みます。城内ツアーもあるようですが、タイミングが合わず参加できませんでした。
しばらく歩くと、吹き抜けの正方形の間に出ました。どんよりとした曇がみえます。しばらくするとポツリポツリと降りだしてきました。
雨宿りする観光客たち。
すでに気づいた方もいるかもしれませんが、この街の壁にはある特徴があります。
たとえば、この写真。石積みしているように見えます。でもよーく見ると、ただの絵なんです。つまり、立体的にみせるために、だまし絵を書いています。
街の至るところに見られるので、チェスキー・クルムロフはだまし絵の街とも言われています。なぜだろうと調べてみましたが、これは「ズグラッフィート」という装飾技術で16世紀に流行っていたようです。単に予算が足りなかっただけのような気もしますが(笑)
下から見上げると顕著です。
アーチ状の石窓から覗いた、チェスキー・クルムロフの街。きれいです。天気が良かったらもっとオレンジ色が映えていただろうなぁ。
太陽の光を利用した日時計がありました。この写真の撮影時間は15:02。残念ながら1時間ずれているのですが、サマータイムかも?
城を通り抜けると、緑がたくさんみえてきます。
鳥さん。
なんだろう、こののどかな雰囲気。
奥のほうで人だかりができていたので、受付の人に何があるのかと聞くと、「バレットシアターがあるよ」と。面白そうなので、シアターを見てみることにしました。
ラッキーな事に、ちょうど今日(8/30)が最終日のようです。
チケットの形がおもしろい。
そして奥の方へ行くと、なんと回転式劇場がありました!撮影禁止だったので撮れませんでしたが、『Pták Ohnivák a lišák Zorro』というシアターを観ました。日本でいえば絵本の『かいけつゾロリ』みたいな雰囲気で、懐かしい感じでした。セリフはチェコ語なので、さっぱりわかりませんでしたが、子供向けのせいか比較的分かりやすかったです。
そして帰り際。城門近くまで戻ると、いました。
クマさん!エサの時間になると姿を現すようです。
見事なモフモフ感。
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