悪臭漂う、皮なめし職人街タンネリ
フェズには、手仕事で皮をなめすという、中世のまま残っている職場「タンネリ」があります。この日、私たちが乗る予定のシャウエン行きのバスは16時発で、まだ時間が余っているので、タンネリに行ってみることにしました。
Googleマップを頼りに、タンネリ付近と思われるところをウロウロしていると、案内人らしき人に捕まりました。「タンネリか?案内してやるぞ」と。自分が働いている職場のようです。本当かなー、と疑いつつも付いて行きました。
タンネリに向かう途中、自由気ままなねこさんがいっぱいいて困りました。かわいい。
人の気配が急になくなりました。大丈夫かな。嫁も警戒モードMAXです。そんなこんなで案内された先は、階段。ここを登ればタンネリが一望できるらしいので、意を決して登ってみました。
三階くらいまで上がると本当にタンネリが見えました。ぷーんと生々しいかほりが漂っています。。
ただ、後ろにはご覧の通り、お土産屋さんです。如何にも買っていってね、と言わんばかりです。ガイドブックにも悪質な売り手に注意と書いてありました。これは何か買わないと出られないのかな…と不安になりましたが、それは後回しにして、まずはタンネリを眺めます。
様々な色の染料が入った穴が並んでいます。
一つの穴でドラム缶くらいの大きさ。位置的に割と離れているはずなのに、すごい悪臭がしてきます。
ガイドブックいわく、かなりの重労働だそうです。
中には白っぽいのも。
そして、嫁と目を合わせてチャンスをうかがって、ダッシュでお店から逃げました(急展開)。一銭もぼったくられることなく、無事出られました。ホッ。
本日のベストねこ。本屋さんを牛耳っています。
コメントComments