世界最古のケーキを追い求めて

ウイーン最終日であったこの日は、午前中に遊園地に行って、午後はバスでウィーンからチェコのチェスキー・クルムロフに行く予定だったのですが、前夜に、チェコへのバス手配先から「席を用意出来なくなったので申し訳ありませんが、リンツまで来ていただけますか。そこからなら送迎を用意出来ます」という突然のメールがありました。

リンツは、ウィーンから西に180kmくらい離れた都市です。全く違う場所にあわてて遊園地行きをやめて、リンツまでのチケットを購入して向かったのでした。この時、2時間ほど空き時間が作れたので、リンツにある世界最古のケーキを食べに行ってみました。

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リンツ駅から新大聖堂方面に歩いて行きます。しばらく歩き、新大聖堂が見えてきたら、新大聖堂を左手にそのまま真っすぐ歩き続けます。

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エノテカを見つけたら、その先に、

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「Jindrak」という看板を掲げたお店が見えてきます。

オーストリアのリンツ地方発祥のお菓子「リンツァートルテ」の本家です。以前のブログで紹介したザッハトルテは、1800年半ばに生まれたのと比べて、リンツァートルテは、1600年代に生まれています。世界最古のケーキとも言われています。

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メニューの表に、ドーンと載っているのが「リンツァートルテ」です。このあたりは、他のカフェにもリンツァトルテは売られていますが、このお店が美味しいと評判で有名です。

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以前、クッキーのような丸い小さな形のリンツァートルテを作ったことがありますが、ここでは、ケーキの形になっていました。大量生涯するには、ケーキの方が向いていますよね。どんなお菓子かというと、ナッツ類の粉とシナモン、ナツメグなどのスパイスで生地を作り、煮込んだラズベリージャムを生地と生地の間に挟みます。上に、アーモンドスライスを散らして、焼いたのがリンツァートルテです。

素直に、素材のおいしさでいっぱいでした。欲を言えば、ラズベリージャムは、もう少しつぶつぶ感が欲しかったところです。



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