ドキドキしたイスラム圏でのワイン購入
基本的に、イスラム教圏では飲酒が禁止されています。にもかかわらず、モロッコにはメクネスという有名なワイン産地があるそうです。しかも、ここフェズからメクネスまでそれほど遠くないので、これは行かなくては!と思ったのですが、この日はシャウエンに出発する日で、時間的に厳しいため断念。。
ところが、フェズの新市街にあるショッピングモールにお酒が売られているという情報がガイドブックにあり、ここならメクネスのワインも扱っているだろう、と荷物を持って新市街へ向かいました。
タクシーを捕まえるために、旧市街を南から抜けていきます。この日もいい天気。
これはフェズのメディナの地図です。右側が迷路で有名な旧市街で、どれだけ道が複雑で入り込んでいるかわかると思います。iPhoneのアプリのGoogleマップが無ければ、余裕で迷子になる自信があります。Googleマップ様々。
タクシーを捕まえて、交渉して乗り込みました。荷物があるからと20MAD(200円くらい)と少々高めに取られましたが。。
出発後すぐに、別の客が助手席に乗り込んできました。いわゆる乗り合いです。このシステム、とっても合理的なんですが、日本だと実現は難しいだろうなぁ。
ショッピングモール、Bojr Fezに到着。黄色をアクセントにした雰囲気です。日本でいえば、ららぽーとを小ぢんまりとした感じ。ここがモロッコとは思えないほど、きれいでモダンな雰囲気です。
巨大なスーパーマーケット。なんでもあります。ちょうど洗濯用の洗剤を切らしていたので、ここで買いました。ワインも購入するべく、うろうろとお酒コーナーを探し回ったのですが、どこを探しても無い!潰れたのかな。。
とはいえ、イスラム教圏でアルコールはどこにありますか?とは聞きにくかったのですが、ダメ元で勇気を出して、受付の女性に、お土産にアルコールを買いたいのですが…と伝えると、特に困惑する様子もなく、私についてきてと快く案内してもらいました。モールの端っこから端っこまで歩いていきます。
そこには小ぢんまりとした入り口がありました。雰囲気が怪しいです。「la cave」…洞窟ですか?これは酒屋とは分からない(笑)
でも案内には小さくalcoolとありました。どうやら酒屋に間違いはなさそう。中に入ってみます。
大量のアルコール。本当は隠れて飲んでいるんじゃないの?(失礼)と思うほどでしたが、客は欧米人ばかりでした。
目当てのメクネスワインもしっかりとありました。モロッコのワインはほとんどがメクネス産でした。
メクネスワインには、GRIS(グリ)という、世界的にも珍しい灰色のワインがあります。かなりリーズナブルで、何本か購入しました。レジではとくにIDを求められることもなく、あっさりと購入できて拍子抜けしました。開けるのが楽しみです。
この日のランチ。シンプルな味付けでスパイシーでした。ファストフードは食べたくなかったのですが、まともそうなのがこれくらいしか無かったので。。でもコーラの安定感はすごくて、いつも通りの味でした。
このあと、シャウエン行きのバスターミナルまでぶらぶらと歩きました。つづく。
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