樹木に侵された遺跡、タ・プローム

アンコール遺跡④タ・プローム

タ・プロームは12世紀くらいに仏教寺院として建てられ、後ほどヒンドゥー教に改宗されたといわれる遺跡です。

見ての通り、樹に侵食されています。カジュマルという樹だそうです。

植物の生命力に感服してしまいます。アンジェリーナ・ジョリー出演の映画、トゥームレイダーの舞台にもなったらしいです。

この遺跡のWikipediaによると、

ガジュマルによる浸食が激しい。三重の回廊に覆われた遺跡には、文字通り樹木が食い込んでいる。あまりの酷さにインド政府はタ・プロームの修復計画を発表した（インドはタ・プロームの修復を担当している）。しかし、現在ここで議論が沸き起こっている。熱帯の巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのかという議論である。2006年10月現在、この遺跡の修復方針をめぐって、ユネスコを中心とした活発な議論が継続中である。

とのことです。私としては、自然のままのほうが遺跡っぽくて良いと思うんですが、難しそうな問題ですね。

ヒンドゥー教への改宗に伴い、仏様がヴィシュヌ？に掘り直されています。このような跡が至るところにありました。

樹の中に入ってみました。頑張れば三人は入れる広さだと思います。体格にもよりますが（笑）

問題です。この写真、一見したところ何もなさそうに見えますが、あるものが唯一ここに残されています。

それは、仏様です。この一体だけがヒンドゥー教への改宗を免れたようです。植物さまざまですね。

自らの重さに耐え切れず、このような補強がされている樹もありました。このような形で遺跡を残すのもひとつの手段だと思うのですが、やっぱりどこか不自然さが残ってしまいますね。。

出口あたりに、地雷による被害者のバンド？がありました。今日の観光はここで終わりにし、ホテルに戻りました。

この日の夜はナイトマーケットに行きました。昼と夜の活発度が全く違います（笑）

エビとバナナの葉が入ったローカルフード（名称不明）をいただきました。エビは美味しいんですが、バナナの葉のクセが強くて微妙でした。。ご飯（米）が無料でついてきました。タイ米と日本米の中間のような感じでした。

スーパーマーケットにも寄ってみました。ビールが$0.63（約65円）と安いです。日本のビールもありましたが、$1.95と日本とあまり変わりません。

キシリトールのガム（$1.65）。安い…いったい原価はいくらなんだろう。

あやしさ満点。