アンコールワットで日の出を見てきました
アンコール遺跡⑤アンコールワット
早朝、四時半に起床。そして五時にホテルの一階でMengさんと待ち合わせて、トゥクトゥクに乗りました。
そう、すべてはアンコールワットの日の出を見るためです。私たちと同じように日の出を見るべく多くの人たちが集まってきています。
すでに昨日、三日間チケットを買っているので、そのチェックをしてもらいました。
日の出前のアンコールワット。すでにただならぬオーラを醸し出しています。
逆さ富士ならぬ、逆さアンコールワット。全体のシルエットが美しいです。
この遺跡の祠堂(突起のようなもの)はヒンドゥー教の三大神、シヴァとヴィシュヌ、ブラフマンを表しているそうです。実際は五つありますが、東南西北からは三つに見えるように設計されています。
意外にもこのアンコールワットは、12世紀頃にヒンドゥー教をもとに作られた建造物です。インドでヒンドゥー教に思いっきり漬かってきた後だけに、まさかカンボジアでもヒンドゥー教の影響を目にするとは思わなくて、不思議と懐かしい気分になりました。インドがまだ恋しいのかもしれません(笑)
後ろには、私たちと同じように見に来ている人たちでいっぱいです。
凛々しい馬がいました。馬はどこにいても絵になるなぁ
遺跡をゆっくり見回る前に、トゥクトゥクを停めたところまで歩いて戻って、朝食。サンドイッチを食べました。
モンクたち。毎日修行しに来ているようです。
掃除のおばさんと、その横を駆け走るサル。早起きは三文の得といいますが、本当に清々しい朝でした(いつも朝に弱いので余計にそう感じるのかも…)。
さて、腹がふくれたところで遺跡探訪のはじまりです。
アンコールワットは、外見からは構造が複雑そうに見えますが、意外とそうでもないです。
これがアンコールワットの平面図です。Wikipediaから拾ってきました。見ての通り、めちゃくちゃシンプルです。
西側の入り口で出迎えるこの像は、ヒンドゥー教三大神のひとりのヴィシュヌ。アンコールワットの守護神だそうです。
クメール・ルージュの最後の悪あがき?でここアンコールワットに籠城していたようで、銃撃の跡が入り口付近のところに残っていました。ここだけでなく至る所に傷痕が残っているそうです。人類の財産なのに、とんでもない話ですね。。
一番外側にある第一回廊には、レリーフがたくさんあります。
乳海攪拌のレリーフ。他にも天国と地獄のレリーフがあって、閻魔様が振り分けている様子も面白かったです。今は柵があって触れませんが、Mengさんいわく、前は直接触れていたようです。そのせいか、表面がツルツルな壁が多かったです。そういう意味ではレリーフはバイヨンのほうがキレイかも。スケールの大きさは断然こっちが上ですが。
その近くで、なんと東大のプロジェクトが行われていました。アンコールワットのレリーフなどをアーカイブするために、APSARA Authorityと組んだプロジェクトだそうで、3Dレーザーセンサーを用いてレリーフを三次元として保存するというものです。これは面白そうな取り組みですね!
第一回廊から第二回廊の内側に入るとこんな感じです。
何かのコスプレだろうか、子どもたちが衣装を着ていました。民族衣装なのかな?Mengさんに聞きそびれました…
警告がめちゃくちゃ細かくて、思わず笑ってしまいました。というか、右から二番目、上から二番目の警告の意味がよく分からない。。
第三回廊への階段が一つだけが開放されていて、ここから更に上がると入れます。かなり急で怖いです。登るのがはばかれるのか、下の方で上を眺めているだけの人も結構いました。
登り切った先には、高さ65mの祠堂がどーんと見えます。第三回廊の敷地だけでも一辺60mの正方形だというから、かなり広いです。
第三回廊の窓からだと、アンコールワットの敷地だけでなく、奥の方の森も一望できます。
祠堂には、サルの彫刻が目立っていました。もともとヒンドゥー教として作られたというから、これはハヌマーンなのかな?インドのと変わらずお茶目ですね。。
中央の祠堂があるところまで来ると、上方に何やらハシゴが…ここ登れるのか…?
と思っていたら、遺跡の保護のためなのか中央の祠堂に生えている植物を切り落としていました。登れるのかと思っていただけにガッカリしたのかホッとしたのか複雑でした(笑)
中央の祠堂の周りにある小さな回廊?に、仏様がいました。元々はヴィシュヌの像があったとか。
遺跡探訪を終えたあとは、橋のところでよく冷えたヤシの実のジュースを飲みました。若干匂いにクセがあるものの、爽快感が半端無くて美味しかったです!
若いヤシの実ジュース、バリでは身体を浄化する飲み物、って言われてますよ♫
私は日本から着いたあとすぐ、そして飲み過ぎが続いた時に飲みに行きます(笑)!
なるほど!確かに二日酔いにとても効きそうです(笑)
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